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京都のショップさんからお預りのZⅡシリンダー

早速シリンダーを火あぶりにしてライナーを引っこ抜きますが簡単に抜けません

例のあれですよあれ、ローレット加工ですよ

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結局プレスで抜きましたがご覧の通りオイルまみれ、ローレットもヤスリ並の深さ爪が研げます

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散々取り上げ、お客様の意識も長く乗る為にはどうすれば良いか、どうしなければならないか?

ご理解頂けたようですね

加工に置きましても以前よりレベルに上げております、ベース面のミラー仕上げとか

これでまた一台、貴重なZⅡを救えたと自負しております。
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Z系のバルブとリテェーナーを止めるコッターにはには角溝

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と丸溝があります

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相方のバルブも角溝用バルブ

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と丸溝用バルブ

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の組み合わせになりますが、先月分解しましてガンコートから帰ってきましたヘッドの

シートカットをしようと引っ張りだしましたところ、こんな組み合わせになってました?

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私自身初めて拝みました、分かってやってるのか、分からないでやってるのか不明ですが

物みれば分かりそうな物だと思いますが?

バルブが角溝でコッターが丸溝、組めない事はないのですが、当然コッターが抜けるリスクは高いです

Zを数こなしてますTOP ENDさんに聞いた所、ばらしてみると意外と多い組み合わせらしいです


因みにバルブが丸溝に角溝コッターは付かないですが

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強引に組めば組めない事も無いようですので気をつけてください。

今年の夏動き始めましたGPZ 855のMさんが経過報告がてら遊びにきました

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ハゲハゲだったエキパイも綺麗に化粧直ししてあります、なんでも耐熱温度650度の特殊な塗料らしいです

こんど詳しく聞いときましょう

3,000㌔ほど走り油温も安定して以前の仕様とは比較にならなくて走るのが楽しくて仕方無いご様子

暗い場所ではイマイチに感じてましたガンコートも外で日が当たるとこんな感じに見えます

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これ一応、黒です、私の足が写り込んでます、Mさんこの感じが気に要り純正のステッカー貼らないでいます

バフ仕上げも良いのですがアルミの保護の観点からも塗装が宜しいようですね!


SRXのピストンでお問い合わせのお客さまお電話をして頂きますか、HPのお問い合わせに御願いします


GS1000用にクロスビーおぢさんが作りましたクロスミッション

これを1SET隠し持ってた隣町のおぢさん

GS750に使えるようにと(穴あけて)と?

敵は焼きの入った材料、対する刃物はハイスの鉄鋼ドリル?

無理が有るのは百も承知で挑戦しました

ドリルの刃の角度と刃先形状を替えながら挑みますと一度の刃磨で5mmほど削れます

6回ほど刃磨して奥へ62mm穴あけ成功

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勝ちました、プライマリーシャフトの写真はどっかいきましたさ!

先日の右に転倒されたZ1クランクシャフトの点検から

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中心で100分の4の曲がりが有りましたが転倒のダメージはありませんでしたので銅ハンマーで

中心左0.01へ、右0.00へと修正しました

続きまして同じくZ1クランクシャフト

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これも0.04の曲がりで左右供0.01mmに修正

修正の仕方は左右のクランクシャフト軸を木の台に載せプラス側を銅ハンマーで叩きます

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続きましてZⅡクランクシャフト

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0.03mmでしたのでそのままでも良いのですがゼロになればもっと良いので修正左右限りなくゼロです

排気量の小さい分ZⅡクランクシャフトの負担も少ないようでベアリングのガタも少ないです

最後にマークⅡクランクシャフト

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左右で曲がった位置が違ってまして手こずりましたが左0.025mm右ゼロに合わせました

センターで0.02からゼロに合わせれば#1、#2番間及び#3、#4番間の振れは限りなくゼロに収まります

もし収まらないクランクシャフトは捩れてると言うことです。


筑波のちょいと前に右に転倒されましたZ-1のエンジン、各部のダメージを確認の為

急ぎで分解しました、このエンジン一度も分解されてないとかで嫌な予感?

的中です、折れました

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右に転倒した場合の厄介な場所

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クランクシャフトの位置を決めてるピンのケース側、ご愁傷さまです

これの修理は専門業者にお任せしますので、ケースボーリングして送り出します

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初公開のベースガスケットを被せて裏からのショット

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赤い矢印がベースガスケットです、他で加工されたケースで思いっきりずれて加工された物が多いです

このアッパーケースの加工は固定したアッパーケースにノックピンを付けてシリンダーを被せて

シリンダーよりXとYのピッチを拾い加工しますのでこのようなレベルになります

そして長い歳月に蓄積されたカーボン

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手強いやつでしたが何とか

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排気側のガイド、ガタガタなので打ち替えます

そしてクランクシャフトのダメージや如何に?

前回の検証にてリューターで何とかなるかなと思ってましたアッパーケース

専用治具を作りボーリングした結果、吸入側は少しでした

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が、排気側及び両サイドはご覧の通り

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かなり削り込まないと駄目な事が分かりました

なにがなんでも自分の手で削りたい人、止めませんので頑張って下さい。

GS1000でギリギリでしたオイルラインも余裕でクリアーしました

これで全ての検証が終わり来春完成をめざして始動します。

詳しいご案内は年が明けてからになりますので今暫くお待ち下さい。


只今お預りしてますZ1のシリンダー、一度もボーリングされてないノーマルシリンダーです

何時ものようにガスコンロで暖めてシリンダー持ち上げただけで4本供落ちました

一晩置いときましたらなにやら黒い物体が見えますね

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この黒い物体はエンジンオイルです

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ライナーがこれだけのオイルで保温されてる事実を受け止めてください


先週の確認作業で細かい所がGS 1000とは異なるのが判明、#1&#2及び#3&#4番間の

冷却通路の大きさがGS 750が広くなってまして、そこ以外でも厚い所も有れば意外と薄い所も有り

全体のの強度を確保して考えてライナー外径を決定した所ライナー外径78.0mmに決定します

ピストンは73.0mmで作りますので、後1.0mmの余裕を残します

左GS750 右GS1000のピストン

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ストロークが延びた分GS1000のスカートが短くなってます、と伝統のスカートのカジリ

刀の1100まで悩まされた所です、当然バルブサイズも異なり燃焼室容積も異なります

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これらの実測値を元に作りましたサンプル、11.5:1仕様

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これで完成したも同様です

そして色んな噂が飛び交いました当時のピストン、筑波にて生き証人そのⅡを確保しました

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言わずとしれたビトーのおぢさん、当時アメリカをツーリング中におやじさんに捕まり手伝いの日々

によりますと、ベースのピストンはモリワキさんのZ1用Lの二本リング平頭をGS用に加工

ピンハイトが低くラウンドが稼げ無いのでモリワキさんお得意の二本リング仕様が具合が良かった訳です

ピン径の違いはコンロッド小端部をリーマーにて17mmに拡大加工との事

その平頭とは?

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頭の形状を自由に作る事ができる、いわば半完成品ですが、これは此れで各部の変形を生じ

ピストンとしては不完全な物にしかなりませんが、無い物は致し方あるまいの時代です

圧縮は11.5:1/12:1/とそれ以上が存在したらしいです

貴重な生き証人そのⅡ、ビトーのおぢさんの証言でした、

ビトーのおぢさん来年遊びに行きますね、GS944で!

と白黒付いた所でなにがなんでも一肌脱いで貰わなくては行けない人

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その旨連絡を入れましたら喜んで来て頂きました

当時のプロフィールでは無く、今ヨシムラの持てる現代の技術での結晶のカムを作る事を快諾頂きました

不二雄さんにもスズキとの思い出のGS944、やる気満々ですので頑張って頂きますよ

詳細は今後詰めますので皆さん期待してて下さいね!場合によってはST-Ⅱが出来るかも?


昨日は旧車の祭典、筑波へ

早速ガラクタ市でZ1-Rのクランクケースをゲットの隣町のおぢさんの知り合い

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GS1,207を引っさげて福岡より参戦の中野さん(モンエボ)緊張のスタート

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前回のタイムも1秒以上更新して3位入賞

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表彰式の前にちゃっかり記念撮影、右の女性は中野くんのチャーミングな奥様

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こうやって自ら手がけたエンジンが結果を出してくれると嬉しいですね

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そして常連、ガンコート担当のリアライズ、道岡さん

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わたしに嫁は居ないとわめいてましたが?

四国は高知からの遠征、NKガレージの社長さんと美女

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彼女、念願叶って激戦モンスタークラスに参戦、スタート前の緊張の一齣

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一ヘア観客席最上段から最終への飛び込み(コンデジにて)

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一コーナーの飛び込みで三台ほど抜いた走りは良かったよ

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そして我らが助っ人、彼女の頑張れの合図に右手を上げて余裕かましてました

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お疲れさまでした

そしてGS944の生き証人そのⅡ、ビトーのおぢさんを確保、尋問へと?


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